向井流水法

向井流水法-1
応用技「水車」(みずぐるま)

保持団体住所 小樽市松ヶ枝2丁目15番15号
TEL 27-0769
(幹事長 大原一 宅)
指定年月日  1991(平成3)年9月2日
保持団体  向井流水法会(会長 川端信義)
TEL 22-2062

 所謂古式泳法は、戦国時代における水軍の実践的泳法に端を発するものといわれていますが、この向井流は、江戸時代に江戸幕府の「御船手」(水軍)の泳ぎとして体系づけられた泳法とされています。この泳法は、幕末の沿岸警備に集められた、各藩の藩士に広く伝えられたといわれています。その後、1895(明治28)年に旧会津藩士大竹作右衛門により小樽に伝えられました。
 この泳法の特徴は、前足の裏で踏み込むようにする「踏込扇」(ふみこみあおり)にみられます。主な本技には、披游(ひらきおよぎ)、仰游(あおぎおよぎ)、肩指(かたさし)、平掻(ひらかき)、平游(ひらおよぎ)、平水(へいすい)、抜手(ぬきて)、諸抜手(もろぬきて)、立游(たちおよぎ)、潜法(せんぽう)、順下(じゅんか)、逆下(ぎゃくか)、があり、その応用技には、鯔飛(いなとび)、浮身(うきみ)、水車(みずぐるま)、水筆(すいひつ)、太刀渡し(たちわたし)、前鴨(まいがも)、後鴨(うしろがも)、諸返し(もろがえし)、扇子諸返し(せんすもろがえし)、邯鄲夢の枕(かんたんゆめのまくら)などがあります。
 これらの技は、「向井流水法会」により現在まで極めて忠実に保持されており、これらの技を通して日本における水法発達の歴史的な背景さえも垣間見ることができます。現在、「向井流水法会」では毎年泳法の公開を行うと同時に、活発な伝承活動も行い、その伝承保護に努めています。

向井流水法-2
応用技「瓦背負い游」(かわらせおいおよぎ)

向井流水法-3
基本技「披游」(ひらきおよぎ)


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