手宮タヌキ
小路

(てみやたぬきこうじ)

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手宮タヌキ小路-1
かつて遊郭だった建物が今でも残っている。今では昔の華やかさは残っていない
手宮タヌキ小路-2
正面道路向こうが、北海道の鉄道発祥の地「手宮駅」のあったところ
 旧国鉄手宮駅、中央バスターミナルの向かいにコンビニエンスストアーがある。この横通りの狭い小路が「手宮タヌキ小路」である。 かつて蝦夷(えぞ)の浪速(なにわ)といわれた小樽。その繁栄の糸口となったのは1880(明治13)年11月、全国で3番目、北海道で初めての鉄道が手宮~札幌間に幌内鉄道として開通したことだった。このとき小樽と鉄道争奪戦を演じたのが室蘭。新幹線誘致の“明治版”といったところである。 鉄道開通で一躍有名になり、移住者がどっと流れ込んで手宮界隈は大変な賑わいとなった。開拓地につきものの特飲街(接客婦をおく特殊飲食店の立ち並ぶまち:広辞苑)が軒を並べ、港に集まって来るヤン衆や沖仲仕など血気盛んな若者を対象とした遊郭もできた。全盛期にはわずか60間(110m)ほどの通りに40~50軒もの店が軒を連ねたという。 手宮とともに歩んできたこのタヌキ小路は、戦後の売春防止法とともに灯が消え、現在はマンションが建つなど、開拓当時の活気とけん騒に代わって、庶民の静かな暮らしの息づかいだけが聞こえている。


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